世界の地上波デジタルテレビ放送は、大きく以下の3方式に分けられます。
- アメリカ方式(ATSC)
- ヨーロッパ方式(固定向けDVB-Tと移動体向けDVB-H)
- 日本方式(ISDB-T) - 同一の周波数帯でテレビ向けと携帯端末向け(ワンセグ放送)が可能
このうち、日本方式(ISDB-T)からは次の方式が派生しました。
- ブラジル方式(SBTVD-T) - 日本方式(ISDB-T)を基礎として採用し、ブラジルの地上波デジタルテレビ放送での要求条件に沿って技術改良を行ったもの。 日本・ブラジル方式あるいは日伯方式とも呼ばれ、南米地域で採用されている日本方式とはこの日本・ブラジル方式を指す。
これ以外に移動体向けとしては
- 韓国方式(T-DMB) - 韓国では先にATSC方式でハイビジョン放送を開始したため、移動体向けのみに採用されている。
- 中国方式(DMB-T/H)
があります。
これらは多重化にMPEG-2 TSを利用する事、映像符号化にMPEG-2ビデオを利用する事では同じ条件です。