ドロップシッピングとは
マスコミ等で紹介されたこともあり、話題になっている「ドロップシッピング(Drop-shipping)」です。
ドロップシッピングとは、「商品を持っていなくても、その商品を自由に売れるシステム」を個人が利用可能なサービスの事です。
アフィリエイトとの最大の違いは「商品の販売価格が自分で設定が可能」な点です。
ドロップシッピングには「アフィリエイトと同じ感覚で商品紹介リンクのタグを貼るだけ」のものから、本格的ネットショップを運営するサービスまで幅広い選択枝が用意されています。
アフィリエイトと同じように、無料で利用可能なサービスや商品を自分で仕入れての販売など、自分の環境に合った販売方法を選べるのも特徴です。
しかも、商品はメーカーや仕入先から直接お客様に送られるのですが、「販売サイトの名義」で送られるのがミソです。
つまり、お客様は「購入サイト（あなたのお店）から商品を購入」したとの認識になるのです。
商品は製造元や仕入先から直送なのですが、購入したのは「ショップ」からとの認識になるのです。
ちょっと判り難いと思いますが、通常商品を購入する際は、メーカーから直接購入するのではなくて、販売店（お店）で購入しますよね。それと同じ事になるのです。
アフィリエイトは商品は紹介して、自分のサイト経由で商品が売れた場合に売り上げの一部が提携会社から支払われるシステムなのですが、ドロップシッピングの場合は「自分で商品を仕入れ（在庫は持たない）、自分で商品の販売価格を設定（制限あり）して、自分のネットショップで販売する」という、まさに「自分自身のネットショップを開業」することになるのです。
ここまでの内容だと「小売業務」と違いがないのでは？と思われると思いますが、「自分で在庫を持たない」のでこの点が小売との最大の違いとなります。
このことは通常の小売ですと商品を１０万円で仕入れた場合、まったく売れないと１０万円（経費を考えるとそれ以上）の赤字ですが、ドロップシッピングの場合は同じように１０万円の商品を仕入れて販売して、まったく売れなくても実際に在庫を持っていないので差し引き０円で損失はまったくなしとなります。
また、実際にネットショップを開業する場合は、初期投資が必要になります。オリジナルのショップの場合はかなりの資金が必要です。
しかし、このドロップシッピングのシステムを利用すれば、実質資金0円でも、ネットショップを開業可能になるのです。
この事は「自分のショップを持ちたいけれど資金が・・・」とお考えの方には、とても敷居が低くショップ開業が可能になるのです。
さらに「自分のオリジナル商品を販売したい」との願いも、ドロップシッピングは叶えてくれます。
通常オリジナル商品を販売する場合は、商品を用意してからの販売となるのですが、ドロップシッピングの場合は、商品デザインのみを用意しておき、お客様に選んでいただいて注文が入った時に生産し発送するという販売方法がとれます。
実際にこの販売方法で急成長を遂げている会社もあるのです。
ここまでの話ですと「なんだドロップシッピングって簡単じゃん」と思われるかも知れませんが、当然ドロップシッピングにもリスクはあるのです。
