2年前に登場し現在ではビジネスシーンに浸透してパソコン販売数も右肩上がりのネットブックが新たな展開を見せ始めています。
当初は「ネット閲覧」「メールの確認」がクリアー出来るレベルがネットブックの条件と成っていたのですが、
少しずつスペックの向上が図られています。と言ってもCPUが飛躍的にスペックアップする事は無い様ですが「OS」「ストレージ」「剛性」などで強化を図ったモデルが続々登場しています。
日本HPからは「HP Mini 5101 Notebook PC」が9月から発売されています。法人向け「HP Directplus」からの販売なのですが、ストレージにHDDモデルが160BG/7200rpm、SSDモデルが128Gバイトを搭載し、アルミニウム天板とマグネシウムボディ、キーボード面と底面はマグネシウム合金を採用して上位シリーズの「HP EliteBook」シリーズに迫る堅牢性を確保するなど、剛性感を高めてビズネスシーンで使用可能な仕様へと成っています。
また「OS」に関してですが、「Windows7」がネットブックでの使用を意識したエディションを用意していますし、googleの「google Chrome OS」(無料)もネットブックをターゲットにしています。Linuxに関しても「Moblin v2」の開発が順調のようですし、「Android」も選択肢としては十分に考えられると思います。
バッテリーの駆動時間は「Nokia Booklet 3G」は16セル(56.8Wh)のリチウムイオンで最大12時間と言うモデルも出てきています。今の所バッテリーの駆動時間が長いモデルはその分製品価格に上乗せされているので、ネットブックの4万円前後と言うラインより少し上の価格帯に成っています。
モニターに関しても1280×600が平均的なネットブックなのですが、1280×720の高解像度モデルも続々登場しています。
安価が売りのネットブックですが今後は「もう少し価格が上がってもスペックが上の物」を消費者が求めだしているのは間違いないようです。高価格・高性能タイプのNetbookへのトレンドの流れは既に始まっているのかも知れません。