ワープロ・表計算・プレゼンなどの資料閲覧・制作のソフトでは「Microsoft Office」が一般的に使用されていますが、ライセンス料金がけっこう高額なんです。
PCを新調した場合は、メーカー製パソコンではプリインストールされている場合が多いのですが(製品価格には反映されていますが)BTO(Build to Order)製品を購入した場合は別途購入する必要があります。
パソコン本体価格は予算内で納めても、ソフト関係の費用がけっこう高く付く場合も多々あるのではないでしょうか。
仕事で使うPCの場合は会社負担ですが、自分用PCを購入する場合には「出来るだけ安価に抑えたい」のが大方の考えだと思います。
そんな時に重宝するのが「オープンソース」と呼ばれるソフトウェアです。
「オープンソース」とは、ソースコードが公開されていて、自由に改良・再配布することができるソフトウェアのことです。 調べれば、市販ソフトを購入しなくても大抵の事ならオープンソースで対応が可能なようです。
オフィス系のソフトでは「OpenOffice.org」「StarSuite 8」が「Microsoft Office」との互換性もあり使えるソフトではないかと思います。
中古で購入したPCや今人気のミニノートには、価格の関係で付属ソフトが限定されていたり無かったりしますので、購入後にインストールする必要があります。
せっかく格安でPCを手に入れても、高価なソフトウェアを購入して入れるのはもったいない感じがします。それなら「オープンソース」を使ってはどうでしょうか。
実際に「Microsoft Office」の代わりとして「OpenOffice.org」を導入しる自治体も出てきています。(ライセンス代の節約の為)
オフィス系のソフトウェアで一番の気がかりは「互換性」だと思います。「どこで作成した書類でも見ることが出来る」のは必須項目なのです。
一般的に使用される「Microsoft Office」が重宝されるのはこの「互換性」の理由が一番だと思います。
通常の書類作成でしたら「OpenOffice.org」や「StarSuite 8」でも「Microsoft Office」との「互換性」は十分なので心配はないと思います。
「OpenOffice.org」を簡単に説明しますと、統合オフィスソフトで「ワープロ、表計算、プレゼンテーション、データベース、図形描画」のソフトウェアを一つのパッケージにまとめたものです。
各ソフトウェアが統一して開発されてパッケージ化されているので、ソフト間のデータのやり取りも可能な上に、「Microsoft Office」とのデータのやり取りも可能になっています。
また、一太郎やロータスノーツなどのツールとの互換性もあり、他のソフトウェアとのデータ交換に優れている点も特徴です。
最新版の「OpenOffice.org 3.0.0」では「Mac OS X」にも対応しています。
他に、「Movable Type Open Source 」「WordPress 」「XOOPS Cube」なども「オープンソース」として利用可能なソフトウェアになります。
「オープンソース」を使用する注意点としては、ソフト使用によるトラブルや不具合に関してのサポートは一切ないと言うことです。
とは言っても、各ソフトにはユーザーの有志が作った各フォーラムやHPが多数存在しますので、それらを自分で調べれば多くの事柄は解決するものと思われます。 無料で使用できるのですから、それぐらいの労力は仕方ないと言う事でしょうか。