最新の調査結果で「低価格ミニノートPC」の購買層が明らかになりました。
ヤフーバリューインサイトからの発表では「PC中・上級者層の2代目以降のPC」として購入されるケースが全体の9割弱にもなるそうです。
「携帯性・常備性・低価格」を売りにして、人気の高い「低価格ミニノートPC」ですが、当初はスペックの低さからPC中・初心者向けと思われていた所がありました。
しかし、実際に蓋を開けて見ると、PC上級者の割合が高くPC初心者の割合が低いと、予想と反対の結果が明らかに成りました。
UMPC(ウルトラモバイルPC)の特徴の「小型で携帯し易い」という点から使用目的は「インターネット検索、メール、ネットショッピング/オークション」がトップ3に上がってきているのは想定内だと思います。
PCのスペック的にも各社の用途の解説にもその点はあげられていますので、思惑どうりの使用状況だとの結果です。
考えれば、PC初心者はパソコンを使い慣れていないので「実際に使用しての不満点や要望が少ない」のではと思います。
PCを常時使用している、中・上級者は日頃から思っていた「どこでもパソコンを使いたい」との要望を、「低価格ミニノートPC」は見事に叶えた感じがします。
元々、プライベートでのパソコンの使用スタイルで上位の「インターネット検索、メール、ネットショッピング/オークション」が出来るスペックが備わっているだけで「十分」と考えるユーザーが多かったと言う事でしょうね。
キーボードとか細かい点を気にしないなら「Eee PC 901-X」と「Inspiron Mini 9」を使用していますが、上記の使用では特に不便無く使用出来ています。
特に「Inspiron Mini 9」に関しては「キーボードの配列」が特異でマイナス点として取り上げられる事が多いのですが、検索やメールチェックなどの用途で「長文入力」をそれほど行わない使用環境でしたら、気になる事は少ないと思います。
SSDに関しても「容量が少ない」と思われいますが、実際の使用では容量不足には成らないと思います。
動画や画像を本体に残したい場合は「大容量ハード」が搭載されている方が良いとは思いますが、「PC稼働中の移動」や「持ち運びの衝撃」を考えたらHDDよりSSDの方が遥かに安心して使用出来ます。
「低価格ミニノートPC」の性能と自分の使用環境とのバランスを考えて「必要な使用状況を確保出来るPCなのか」を十分に考えて購入する事をお勧めします。
とは言っても「低価格ミニノートPC」なので、個人の使用状況によっては「価格以上とも価格以下」とも感じられるのは仕方ないところでしょうか。
UMPC(ウルトラモバイルPC)の市場の盛り上がりにけん引される形で、ワンランク上のスペックのPCの価格も低価格化してくれば、ユーザーに取っては嬉しいかぎりです。
11月以降各社は、「低価格ミニノートPC」の更なる価格の低下とスペックの向上を図った製品を次々に発表してきています。
スペックに関しては、OSはWinXPが主流で変化はないのですが搭載ハードの容量を増加させたり、液晶サイズを10インチ以上にしてきたりと「価格は据え置き」の実質的値下げでバージョンアップさせてきています。
また、HP(日本ヒューレット・パッカード)が成功したように「企業向け製品」をラインナップに加えたりしています。
年末商戦もですが、来年以降もまた熱い戦いが展開されることが予想されますね。
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